津田町は徳島市の東端、勝浦川と園瀬川の狭間に位置し、東方は紀伊水道に面する。古くは地中の島で合ったが、後世、地続きとなり、江戸時代には徳島城下における漁業・海上交通の要の地として賑わった歴史豊かな港町である。
この地に残る踊りは、沖で遭難した人々に捧げる死者鎮魂の精霊踊りである。遙か沖に向かって「お父もんてこーい」「じろうさんもんてこーい」と繰り返される涙声に引かれて浜辺に還る新仏をまち、しめやかに踊ったのが供養踊りの始まりとされる。また、それは海に生きる人々の心でも合った。
津田の盆踊りには、芸道もなければ形態もない。好きな者が集まって、辻で踊ったり、町を練りながら流すという何の束縛も受けない自由で粗野な民俗芸能である。
(津田の盆踊り〜歴史と活動の軌跡〜抜粋)
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